近年副業する人が増え、誰でもできるアンケートモニターは多くの人気があります。手軽にアンケートを行ったりそこまで労力がいらないアンケートモニターで稼いでいる人はいるイメージですが、現実的な稼ぎはどうなんでしょうか。今回は、アンケートモニターの現実をご紹介し、1ヶ月で稼げる具体的な月収もご紹介します。
アンケートモニターは月に1万円程度が現実
アンケートモニターには、単価が高い案件(数万)から単価が低い案件(数円)まで幅広くあります。数万と数円の案件を見たときに、どちらを応募するかというと条件次第ではありますが必ず目に留まるのは数万円の案件だと思います。
もし、高単価の案件を連続で受けることができたら月10万円稼げるかもしれません。しかし、現実的には1万円程度がリアルな実情です。冒頭にあったように副業というのは、社会人のサラリーマンの方たちが片手間に行う。または、主婦が家事の合間に副業を行うと考えたとき副業で行うアンケートモニターは月1万円がリアルな数字です。
月に5-10万も不可能ではないが、難しい理由とは
ここでなぜアンケートモニターで月10万円が難しいのか、5万〜10万円くらいなら不可能ではないが月1万円が現実的な値段になってしまうのか理由をご紹介いたします。
・月に30万などの広告は釣りや友達紹介制度の餌にされている
アンケートモニターの広告などである「アンケートで月30万円!」みたいな広告などがあります。基本的にアンケートモニター以外でも月○○万円!の謳い文句は大体稼げない場合がほとんどです。お金欲しさ故に月〇〇万円といった広告に目がいってしまうのもわからなくもないのですが、ほとんどその広告通りに稼げることはありません。
また、友達紹介制度と言って各種アンケートモニターには紹介制度が設けられています。Webなどのブログ記事やSNSなどで発信する方達を見てわかるように紹介コードやこのリンクから登録といった誘導をしています。紹介者は、アンケートモニターで稼ぐのに友達紹介すれば手っ取り早く単価○円と入ることがわかっているので友達紹介制度を利用しています。発信に力を入れている人は安易に〇〇万稼げるなどと言うので登録してしまう人は友達紹介制度の餌食になっていくという訳です。
・月に5-10万稼ぐには高単価案件をする必要があり、極端に高い案件は注意が必要
まず前提にアンケートモニターで月に5万円以上稼ぐには、高い単価の案件を受ける必要があります。例えば、会場まで足を運び対面でアンケート調査を行う会場調査や座談会、新商品が家に届き使用感を答える試供品モニターなどといった案件は単価が高い場合がほとんどです。
しかし、単純なアンケートを何個か行っても月1万円を稼ぐのがせいぜいいいところです。なぜなら単純なアンケートは大体単価が数百円が多いからです。先ほどの会場調査や座談会、試供品などのモニターは数千円から1万円といった高額案件が多いので、こういったモニターに参加しないと難しいです。
また、高額すぎる案件や新しくできたアンケートモニターサイトの高額案件などは注意が必要です。なぜなら、高額案件で募集してお客様を新サイトに集めて登録を増やそうとするからです。新しいアンケートモニターサイトで高単価案件をやってみたけど、実は最低換金金額が高すぎて換金しにくかったり、手数料などが高いといった落とし穴があるからです。
・アンケートモニターをすぐ始めて稼げるわけではない
アンケートモニターを始めた当初は「副業で少しの足しにでも」と思ってやる気を出して始める方が多いのですが、実はアンケートモニターはコツコツと答えながら、高単価案件の抽選に当たればそこそこいい値段に…といった具合なので途中で諦めたり続かなかったりする方が意外と多いです。
「高単価案件の抽選に当たれば」とありましたが、先ほどご紹介した会場調査や座談会は高単価が故に人気のある案件です。よって募集人数より遥かに人数が集まり会社側が抽選で選ぶことがほとんどです。なので、アンケートモニターをすぐ始めて稼げるわけではありません。最初は根気強く粘りながらアンケートをコツコツして、高単価案件の抽選に当たるまで頑張りましょう!
・他にもポイントを換金するのが手順が多くて複雑
最近ではしっかりとした老舗アンケートモニターサイトでは、ポイントを換金する最低金額が無かったり手数料が無かったりと手続きや手順がスムーズなものがありますが、意外とポイントを換金するのがめんどくさいアンケートモニターサイトがあったりします。
あるアンケートモニターサイトで現金化したい場合は、そこでゲットしたポイントを別サイト(ここで登録する羽目に)のポイントに変換して、さらにそのサイトから現金へ換金するなどといった登録やポイントからポイントに変換するといった二重の複雑な方法を取るようなアンケートモニターサイトがあったりします。めんどくさがりな方は多分この仕組みに気付いた時めんどくさくて辞めてしまうといったことも起こります。
アンケートモニターの種類をご紹介
ここでアンケートモニターの代表的な種類を5つご紹介いたします。
座談会
座談会の仕事内容
指定された日時に3〜8名程度が集まり、特定の商品やサービスについて、司会役の進行のもと、他のアンケートモニターの皆様とあるテーマについての意見や感想、新製品の評価や映像を見ての感想などを述べます。
座談会の単価相場と案件の多さ
一般的に、座談会の単価は各種座談会のサイトの支払い方法によって異なります。座談会の単価相場は座談会の内容や拘束時間などにより異なります。大体1時間〜2時間で5,000〜20,000円ほど稼ぐことができます。
案件の多さは各種アンケートモニターサイトによって異なりますが、Webやスマホアンケートに比べると多くはありません。しかし、アンケートモニターサイトによっては案件が普通に多い!と感じるサイトもあるので応募して抽選することができれば一気に稼ぐことは可能です。
個別インタビュー
個別インタビューの仕事内容
一般的に個別インタビューは、1対1のインタビュー形式で話すタイプの調査となっています。身近なテーマについてインタビュアーがお話を伺うので、その質問に対して答えていくという形は座談会とは変わりはないですが、1対1なので多くのことを話すことがありますが専門知識などは必要ないです。
個別インタビューの単価相場と案件の多さ
一般的に、個別インタビューの単価は各種座談会のサイトの支払い方法によって異なります。個別インタビューの単価相場は内容や拘束時間などにより異なります。大体1時間〜2時間で4,000〜15,000円ほど稼ぐことができます。
案件の多さは各種アンケートモニターサイトによって異なりますが、こちらもWebやスマホアンケートに比べると多くはありません。しかし、個別インタビューは各種アンケートモニターサイトではなく、フリーランスなどの案件サイトにもあることが多いので幅広く利用すれば稼ぐことができます。
会場調査での体験型アンケート
会場調査の仕事内容
調査対象者が実際に製品や対象者に「触れてもらったり」「食べてもらったり・飲んでもらったり」「見てもらったり」短期間でよりリアルな評価を会社側が獲得することができます。よって調査対象者は見たり触れたりアンケートを受けることで謝礼としてお金をもらうことができます。
会場調査の単価相場と案件の多さ
一般的に、会場調査の単価は各種座談会のサイトの支払い方法によって異なります。会場調査の単価相場は内容や拘束時間などにより異なります。大体30分〜1時間で4,000〜10,000円ほど稼ぐことができます。
案件の多さは各種アンケートモニターサイトによって異なりますが、こちらもWebやスマホアンケートに比べると多くはありません。しかし、会場調査は座談会と同様案件の多いサイトを見つけて抽選を獲得することができれば一気に稼ぐこともできます。
商品モニター
商品モニターの仕事内容
企業の新商品や化粧品サンプル、調味料などの商品を受け取り、自宅で試用した後に感想や評価をすることで謝礼をもらうことができます。商品モニターで試せる商品は、食品・健康食品・飲料・日用品・化粧品・スキンケア製品・ペット用品などがあります。必ずしも自分が試したい商品をモニターできるわけではありません。
商品モニターの単価相場と案件の多さ
一般的に、商品モニターの単価は各種商品モニターがあるサイトの支払い方法によって異なります。商品モニターの単価相場は内容などにより異なります。大体1つの案件に対して500円〜5,000円ほど稼ぐことができます。対人系の会場調査や座談会、個別インタビューと比べると少なめです。
案件の多さは各種アンケートモニターサイトによって異なりますが、こちらもWebやスマホアンケートに比べると多くはありませが、対人系の会場調査や座談会、個別インタビューよりかは案件は多いです。高単価の案件は人気があるので上手く高単価を狙えれば一気に稼ぐことができます。
Web/スマホアンケート
Web/スマホアンケートの仕事内容
Web/スマホアンケートは、PCやスマホを利用してアンケートに回答する仕事です。インターネットがあればいつでもどこでもアンケートに答えることができ、隙間時間を上手く活用することでコツコツポイントなどを貯めることができます。
Web/スマホアンケートの単価相場と案件の多さ
一般的に、Web/スマホアンケートの単価は各種サイトで変わりはありません。Web/スマホアンケートのそれぞれの案件自体のポイント相場は違ったりしますが、大体1つのアンケートに対して5分〜15分で2〜100ポイントほどゲットすることができます。
案件の多さは各種アンケートモニターサイトによって異なりますが、どのアンケートモニターサイトでも一番案件が多いのはこのWeb/スマホアンケートです。誰でも回答できる分隙間時間を利用できるため多くの案件があります。しかし、単価が数円が多いのでコツコツ長期間で貯める必要があります。
現実を知った上でアンケートモニターで稼ぐ方法
以上がアンケートモニターの現実でした。では、本当に頑張っても稼げないの?と不安になった方もいるでしょう。月に数万円稼ぐ人たちはコツを掴んでアンケートモニターを頑張っています。ここで現実を知った上でアンケートモニターで稼ぐ方法をご紹介いたします。
複数のアンケートモニター会社に登録
意外とアンケートモニターサイトを1つしか利用していない人が多くいます。それだけでは高単価の案件に当選する確率は大幅に変えることはできません。報酬自体を増やす手っ取り早い方法が、複数のアンケートモニターサイトを利用することです。
単純な話1つのアンケートモニターサイトで使った時間と得たお金をさらに2、3つアンケートモニターサイトで行うことで稼ぎが増えるということです。稼ぎにくいアンケートサイトに登録してみ意味がないので、しっかりとポイントが獲得できるアンケートモニターサイトかどうか判断して登録しましょう。
単価の低いアンケートにも回答し、高額案件を狙う
会場調査や座談会、商品モニターなどは、WEBのみでは行うことは難しいので謝礼報酬が高くなっています。単価が数千円から数万円を稼ぐことはそこまで難しくはないので、アンケートに回答するよりか効率的に稼ぐことができます。
しかし、このような案件は高額案件なので、競争率が高いのが特徴的です。故に高額案件だけを狙っても抽選に当選する確率は分からないので、単価の低いアンケートにも回答することをおすすめします。高額案件は応募はするけど当選すればラッキーくらいの感覚で行うことで、単価の低いアンケートでコツコツ貯めることが大事です。
真面目に長く続ける
アンケートモニターサイトは真面目に長く続けることが大事です。アンケートモニターサイトによってはランクやレベルといった基準があり、真面目に長く続けると紹介してもらえるアンケート数や単価が変動する場合があります。よっていつもは数円だったアンケートが数十円になり稼ぎを増やすことができます。
また、長く続けるといっても適当に回答するのはNGです。アンケートモニターに回答したデータは、各調査担当者が全てチェックするアンケートモニターサイトがほとんどなので、適当に回答していたり、矛盾な回答があればアンケートとして使いものになりません。よって真面目にコツコツ長く続けることが先ほどのアンケート数や単価の変動に繋がってきます。
こまめにサイトを確認
アンケートモニターサイトの情報をこまめにチェックすることで、条件が良い案件を見つける確率が上がります。特にただのWEBやスマホで完結するアンケート系でも高単価の案件がたまにありますが、人気が高いがためにすぐに募集の締め切りになってしまいます。こういったことが起きるのでこまめに確認することが大事です。
また、アンケートモニターサイトに複数登録すると多い時に1日数十数のアンケートの案内が届きます。これら数十数のアンケートを一気に答えようとすると目が疲れ、キリがないです。なのでアンケートを正確に効率よく回答するには、1日に何度も隙間時間を利用してこまめに確認や回答することをお勧めします。電車の待ち時間や通勤時間、休憩時間など隙間時間を利用することで高単価のアンケートを見逃す確率は抑えることができます。
まとめ
今回は、アンケートモニターサイトの現実や多く稼ぐには難しい理由、アンケートの種類について、稼ぐ方法についてご紹介をしました。稼げる稼げないに関してはアンケートモニターに興味がある方が実際にやってみて自分に合うかどうかで判断してもらったらと思っています。
アンケートモニターサイトのようなコツコツ行うのが得意な人にとっては苦ではないと思いますが、コツコツ毎日確認や隙間時間に意識してまで行うのが苦となる人にとっては月数万円という稼ぎには難しいと思います。ぜひ一度体験して確かめてみてください。